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点光源の連なりによる間接照明は、均質な間接光を容易に実現できますが、間接照明を成功させるためには大切な「ツボ」があります。
このツボが壁面との距離です。灯具上に点光源の配される間隔(ピッチ)に対して、壁面との距離が右写真の実験1の100mmでは均質な間接光が得られていますが、実験2のように30mmと近すぎる場合ドット状の間接光になります。
このような演出効果を意図している場合を除き、望ましい仕上がりとは言えません。
またコーブ照明を施工する場合には、実験3のように壁面との距離(DW)が、天井面への光の広がりにも影響しますので、どのようなイメージの間接光に仕上げるかを十分に検討する必要があります。
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アドバンテージ・キセノンにおける均質な間接光を得られるランプと壁面の距離(D) |
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・ランプと壁面との距離(DW)=100mm |
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・ランプと壁面との距離(DW)=30mm |
![]() DW=30mm |
![]() DW=50mm |
![]() DW=100mm |
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・ランプと壁面との距離(DW)=30mm |
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間接照明のもっとも望ましい照射面は「淡色系のつや消し仕上げ」です。
間接光の照射面は壁紙材やコンクリートから大理石まで、その色調と表面の状態は多種多様です。
しかし間接照明では、この「色とつや」が成否をきめる重要な要素になります。
とくに足元への明かりとして床面に間接照明をプランする場合、照射面が大理石仕上げになることが多いのですが、この場合は材料の選択に十分な配慮が必要です。
照射面が大理石のようにつやのある仕上げ面の場合、よほど綿密に器具の取付位置を注意しなければ、床面にランプが映り込みます。
さらに黒御影などダーク系の場合、間接照明の効果はほとんど期待できません。
下の写真では、全く同一の灯具とランプを使い、同じ施工条件下で照射面の仕上げを変えてその効果を比較しました。
照射面の色の違いによる間接光の出具合と、つやの有り無しによる映り込みの具合が確認できます。
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![]() ▲照射面の仕上げ:ホワイト・つや消し |
![]() ▲照射面の仕上げ:ホワイト・つや有り |
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![]() ▲照射面の仕上げ:グレー・つや消し |
![]() ▲照射面の仕上げ:グレー・つや有り |
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光源から照射面の距離を変えることで、間接照明の表情にも微妙な変化が現れます。
ここでは、その照明効果を比較検討しますが、人の感性が関わる部分でもあるため、どれが一番美しいかを特定することはできません。
しかし「間接光がきれいなグラデーションを描きながら広がっていく」という条件に絞り込むと、照射面との距離(DC)は200~300mmが適切と言えるようです。
トキスターの間接照明には50mm程度のスペースでも施工が可能な器具もありますが、一般的に距離(DC)を150mm以下とする場合には、器具を取り出せる工夫など、メンテナンスに対する配慮が必要になります。
照射面との距離(DC)を100→200→300→400→500mmと変化させ、その照明効果を確認する。 |
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| DC=100mm | DC=200mm | DC=300mm | DC=400mm | DC=500mm | ||||
照射面との距離(DC)を100→200→300→400→500mmと変化させ、その照明効果を確認する。 |
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| DC=100mm | DC=200mm | DC=300mm | DC=400mm | DC=500mm | ||||
間接照明は意図的に「見せよう」としている場合を除き、ランプが見えてはいけません。
そこでランプを見せないための造作を建築設計で工夫したり、遮光板を設けたりすることになります。
しかし、この遮光のための造作(遮光板)施工にもポイントがあります。
本来この造作(遮光板)は、ランプが人の目から直視できないように設計されるものですが、ひとつ間違うと目的としていた照射面への光もカットしてしまうことになります。
照射面にでてくるこの光の境目をカットオフラインと呼んでいます。
もちろん意図的にカットオフラインを造り出し、間接光の表情に変化をつける場合もありますが、大半の間接照明ではきれいなグラデーションを出すことが目的のはずですから、設計・施工における注意が必要です。
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●カットオフラインが見えない施工状態 | ||
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●カットオフラインが見える施工状態 | ||
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